2022年4月老人ホーム紹介業をはじめました。これまでのプロフィールを紹介させてください。
2022年4月から兵庫県尼崎市にある医療法人に所属して一人で老人ホーム紹介業を立ち上げました。(起業したわけではありません)
ここに至るまでの経緯をなるべく簡単に書きたいと思います。長いなーと思う人は飛ばしていただいて結構です。
大学を卒業して社会福祉法人に就職し、 ショートステイ相談員という役職で廃人になりかける・・・
関西にある龍谷大学という社会福祉学科がある大学を卒業し、1年フリーターをした後、神戸のとある社会福祉法人で8年程働きました。特別養護老人ホームが新設されるということで大学出の同期がたくさんいる中でのスタートでした。
特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、在宅介護支援センター、訪問介護などの部署がありました。介護員、相談員、管理者を経験させてもらいましが、もっとも長いキャリアは相談員としてで、その中でもショートステイの(特養も兼任)相談員が最も激務でした。その後、地元で働きたいという想いと経営者の法人急拡大路線について行けず退職しました。
心機一転、地元尼崎でケアマネジャー業務を覚える。
一つ目の法人退職後は地元兵庫県尼崎市の別の医療法人で合計16年働きます。
6年間居宅介護支援事業所でケアマネジャー兼管理者として働き約30名程の担当を受け持ちながら5人の同僚と居宅介護支援事業所の運営をしました。最終的に主任介護支援専門員として働きました。
その後、悪夢のショートステイ施設と高齢者施設のW管理者として働き、再び廃人になる・・・
その後、移動を命じられ、新設されたショートステイ施設と併設のサービス付き高齢者向け住宅の管理者を立ち上げから行いました。軌道に乗せるため身を粉にして働き、本当に燃え尽きる寸前まで働いていたと今になっては思います。施設の図面や建築資材決め、特殊浴槽をどの業者のものを使うかなど、膨大な量、決めることがありました…。
多くの業者、家族、ケアマネ、関係者と関わり、お世話になり、助けられ約9年働きました。その中でも一緒に働くスタッフには本当に助けられました。今も感謝しています。
法人内で昇りつめ、高給取り(?)になるも・・・
その後も法人内のサ高住、特定施設、デイサービス等の数が増え、それらの施設とも連携して協力して働きました。最終的に医療法人が作ったMS法人(株式会社)のNO2にまで昇ることになりました。その当時の私は介護業界の中では上位数%の高給取りになっていたと思います。(と言っても年収600万未満)複数の介護施設やデイサービス、福祉用具などの事業所を統括して管理する役割を仰せつかりました。
前回働いていた社会福祉法人の時もそうでしたが、トップに近づけば近づくほど、トップの意見に同調することができなくなり結局、最終的に退職せざるを得なくなりました。いろいろありましたが詳細は省きます…。誰のための仕事、誰のための法人なのかが不明瞭で理念と実際に矛盾を感じていました。
燃え尽きる寸前に救世主ががとつぜん現る
そんな時に私を知る元同僚の看護師で訪問看護ステーションの管理者をされているTさんが私を現在所属する法人に繋いでくれたのです。
今所属する医療法人の経営者であり医師でもあるH先生に私を紹介してくれ、働く場を与えてくださいました。
新規事業立ち上げ検討するも迷走する・・・
新たなところで働く機会を与えられ、ケアマネジャーや既存の介護事業所とは別の事業をしようという話になり、いったん「介護タクシー」を立ち上げる話も出て、具体的に1カ月かけて2種免許まで取りに行きましたが、経営者の判断で止めることとなりました。
そうこうしている内に、私の今までのキャリアや経験を活かして老人ホーム紹介業者をやることに!
その後、私の発案で老人ホーム紹介業を立ち上げることとなりました。
実は私が以前施設の管理者をしている際にも、多くの老人ホーム紹介業者が営業の連絡をしてきました。
その方たちの多くは、私からすれば介護のことに関してかなりの素人でした。入居を勧めている利用者の詳細を知らなかったり、入居を勧めている介護施設の特徴を十分把握していないのです。
その程度の知識と経験で高額な紹介料を取るのか?というのが私の感想でした。そういう想いから自分自身の知識と経験を活かして自分の手で利用者(入居者)と施設が喜んでもらえるような老人ホーム紹介業者になれないかと思うようになりました。
新たなことへの挑戦!
もともと新しいことをすること、新しいことを学ぶことが好きな私は、新規事業を立ち上げるということに関して、不安よりも期待の方が大きく前向きに働くことができました。
コンセプト作成、屋号決め、チラシ作成、ホームページ作成、契約書作成、ケアマネジャーや地域包括支援センター、病院への営業などもすべて一人で行います。
お世話になったことのある先輩老人ホーム紹介業者の方を訪ねたり、質問したりもしました。紹介先の施設へ訪問したり、電話をかけ一軒ずつ契約していきます。
最初の一歩を歩みだす!
2022年3月から少しずつ始め、4月に開業しました。
そして何とラッキーなことに早くも5月に1件の紹介が成立し、6月に2件の紹介が決まりました。
今までお付き合いのあったケアマネジャーや病院のMSWからポツポツと相談していただけるようになってきました。
まだまだ始まったばかりですが、利用者と施設、両方のお役に立てるのなら必ず仕事を継続することができると思います。