母親に介護が必要になったけど、まず何をしたらいいのかさっぱりわからないのよね~
こんにちは!
お手伝いしましょうか?
介護の相談1万件以上受けてきたので、だいたいのことはお伝えできると思います。
本記事の内容
・介護サービスを使いたいけど何から始めたらいいの?
・具体的な手続きの方法を教えてほしい
・注意すべきことを教えて欲しい
本記事の信頼性
本記事を書いている私は介護相談経験25年以上の実績で、合計1万件以上の介護相談を対応してきました。
長い説明となっていますので、飛ばしていただいて大丈夫です。
手続きの仕方が分からない人に向けて書いています。
結論
まずは介護保険証の申請を!
介護保険の申請をしたらどうなるか?
介護認定を受けることができます。
要支援以上の認定が出れば介護保険を利用できます。 要介護度によって在宅介護サービスか施設サービスを利用することができるようになります。
具体的な相談内容を見て介護保険の申請について学びましょう!
一人暮らしの母親が脳梗塞になって介護がいるようになったんですけど、介護保険ってどうやったら使えるようになるんですか?
お母さんの介護保険証がどこにあるかはわかりますか?
まずは介護保険を使えるように申請しましょう!
申請をしないと介護保険は利用できないんです。
ワンポイントアドバイス
紛失していても、見つからなくても申請と同時に再発行もできます。
まずは自宅に原本があるか確認しましょう。 保険証の色は自治体によって違います。ピンク色の自治体が多く、三つ折りにできる作りになっています。
原則的には65歳以上の人なら全員介護保険証は住民票上の自宅に届いています。
はい。実家に行けば保険証の場所はわかります。
介護保険ってどこで申請をするのでしょうか?
大まかに言えば3か所で申請できます。
1つ目はお母さんの住民票がある市区町村の窓口です。
あと2つは地域包括支援センターか居宅介護支援事業所でも申請の代行を無料でしてくれます。
ワンポイントアドバイス
もし役所が遠い場合は、電話をして手続き方法を教えてもらえれば郵送で申請することも可能です。「介護保険課」と分かりやすい名前がついている場合もありますが、「長寿福祉課」「高齢者支援課」とか別の言い方をしている市もあります。わかりにくい場合は市役所の総合窓口で尋ねてみましょう。
え?
無料でやってくれるんですか?
その地域なんとかと
居宅なんとかはどこにあるんですか?
どちらもお住まいの地域にあると思います。もし、ネットでの検索が難しい場合は自治体の窓口(市役所、区役所、町役場)に直接行く方が無難だと思います。
地域包括支援センターも居宅介護支援事業所も介護保険の申請代行は基本的に、被保険者からの依頼があれば、特別な事情がない限り、必要な協力を行うべきものとされています。
ワンポイントアドバイス
地域包括支援センターや居宅介護支援事業所の場所が分からない場合はネットで検索してみてください。
「〇〇市 地域包括 一覧」や「〇〇市 居宅介護 一覧」などで調べられます。
居宅介護支援事業所で申請する場合は介護認定結果が出た後、ケアプラン(介護の計画)をそのまま依頼するという流れになるのが一般的です。まだケアマネージャーをどこにするかをよく考えてからにしたいという方は市役所か地域包括支援センターでの申請が良いでしょう。
申請の時には介護保険証以外に必要なものはありますか?
印鑑とか?
令和3年から印鑑は基本的に不要となりました。
本人や家族であっても写真入りの身分証明書の提示を求められますので、マイナンバーカードや運転免許証などを持参して行きましょう。
ワンポイントアドバイス
現在の住所地と住民票上の住所地が違う場合などは市役所に申請しに行くのが大変なケースが多いでしょう。その際は、お近くの地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に申請代行をしてもらう方が簡単に申請できます。
その他に何か気を付けておく必要があるものってありますか?
申請書類には主治医の意見書を書いてくださる医療機関名を書く欄があります。
あとは申請後、要介護認定調査というのをお母さんご本人が受けることになりますので訪問場所と連絡先を書く必要があります。認定調査は平日の日中に行われることが多いです。調査員と本人のみでも認定調査は行うことが出来ますが、可能な限り立ち会うことをお勧めします。
ワンポイントアドバイス
介護保険申請の対象者が入院している場合は入院先担当医の先生に介護認定を受けるので主治医の意見書を書いて欲しいことを伝え、了承をもらっておきましょう!
主治医がいない場合は、申請できません。必ずどこかの医療機関に行って受診する必要があります。受信時に主治医の意見書を書いて欲しいことを伝えて、了承してもらっておきましょう!
認定調査でよくあることですが、ご本人は調査員に対して元気であることをアピールしようとします。
調査に立ち会える場合は、日常生活で具体的に支障が出ていることをしっかり伝えましょう。認知症の症状は調査時だけでは伝わらないことが多いので、実際にあったエピソードなども交えましょう。
わかりました。気を付けておきます。
結果はどれぐらいで出ますか?
あと、認定のランクはいくつありますか?
一概には言えませんが、スムーズに進んだとしても一カ月以上はかかります。
認定のランクは7種類あります。
要支援1,2
要介護度1~5です。
要支援1が最も軽く、要介護度5が一番重い介護度となります。
ワンポイントアドバイス
認定調査を受けるのに時間がかかったり、主治医の意見書の提出が遅れれば2カ月ほどかかるケースもあります。可能な限り認定調査と主治医の意見書の提出が速やかに済むように手配しましょう。
まとめ
- 介護保険を使うためにはまず介護保険証を持参して、市役所、地域包括、居宅介護支援事業所に行って申請しましょう
- 申請は事前連絡することで郵送で対応することも可能
- 申請には介護保険証、身分証明書を持参しましょう
- 主治医の意見書を書く医師のOKをもらっておきましょう
- 認定調査のため、日中連絡がつく連絡先を用意しておきましょう
- 認定調査にはなるべく立ち会いましょう
- 結果が出るまでに一カ月以上かかることを理解しておきましょう
- 介護度のランクは7つあり、要支援1が最も軽く、要介護度5が最も重い
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